薬剤師が行う薬の用量調節
現在の薬は昔のそれに比べて用量調節が難しくなったと言えます。
これは一体どういうことなのか、この場で少し説明をしておきます。
例えば一昔前であれば、既に患者が死亡しているような重篤な疾患であったとしても、現在では医療技術の進歩等によって、そうした重篤な患者が死亡していない場合も出てきています。
となると、当然そうした本来なら死亡していたはずの患者に対して、改めて薬の投与が必要になるということなのです。
当然本来なら患者が死亡していたはずであるため、このようなケースは、従来にはなかったことになります。
このような言わば新しいケースに対応するには、従来の薬学の知識では足りなくなってしまいます。
ここでは薬物動態理論や臨床薬理、それにその他の関連領域等に関する膨大で尚かつ専門的な知識が、新たに必要となってきます。
このため今までの薬剤師とは少し違った、言わば薬を処方するためだけの専門家、スペシャリストが世界的に必要になりつつあります。
こうした新しい流れを受けて、例えば米国等の欧米諸国では、既に日本等で数多く見られるような旧来型の薬剤師の養成を中止しており、それに代わってen:Pharm.D. とも呼ばれる新たな薬剤師の養成を大学の薬学部等が開始しています。
欧米諸国等では、こうした新しい時代に対応した言わば新しい類型の薬剤師が、医師とほぼ同じ給与で医療の現場である病院に送り込まれて、そして医師の負担を大幅に軽減する働きを担っています。
それらは常に更新されています。
また薬学や薬に関する知識も同じです。
それ故薬剤師もそうした変化に無縁ではいられません。
今後は更に時代に適合した薬剤師のあり方が模索され、そして必要に応じて薬剤師の資格やまた薬剤師が学ぶべき知識にも、新たに改革が加えられていくのではないでしょうか。
いずれにせよ、薬剤師の今後に注目です。
2011年11月20日 |
カテゴリ:薬剤師
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